敵を愛せよ
ある時、年配の婦人がアブラハム・リンカーンにこう尋ねたそうである。
「息の根を止めて当然、というような敵のことを、あなたは、どうして優しくお話になれますの?」
するとリンカーンが答えていわく
「奥様、敵を味方にしてしまうことが、息の根を止める事になりはしないでしょうか?」
当時の大統領選挙で、リンカーンと最も争って落選した男が、リンカーンの事を、田舎者でかっこ悪く、教養もなく、マナーを知らない男と、ぼろくそにけなしていた男の頭脳に惚れ込んで、リンカーンはあえて彼を副大統領に指名し、仲間達をあっと驚かせた。
この副大統領、リンカーンの身となり頭となって命がけで働いたと言われている。リンカーンが暗殺された時の副大統領の手際の良い処置、その後の処理の素晴らしかった事が今でも語りぐさとなっているが、
リンカーンが聖書の御言葉を瞑想し、御言葉に忠実であったことは、なんと多くの人々に忘れ去られてしまっていることか。
「敵を愛し、迫害する者のために祈れ。」マタイ5:44
「もし、あなたの敵が飢えるなら、彼に食わせ、かわくなら、彼に飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃えさかる炭火を積むことになるのである。」ローマ12:20
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